The Academy Blog

「目標は立てるけど、途中で諦めてしまう…」

「どうやってキャリアアップの目標を設定すれば良いか分からない」

そんな悩みを抱える人は多いでしょう。

特に現代のビジネス環境では、ITやデジタルスキルの向上が求められており、これらのスキルを効率的に学ぶには目標設定が不可欠です。

そこで今回ご紹介するのが、アメリカで話題の「SMART」と「WOOPフレームワーク」を組み合わせた目標設定法です。この方法を用いると、現実的かつ達成可能な計画を立てやすくなり、モチベーションを持続することが可能です。

リスキリングやスキルアップ講座などのオンライン学習でも、この目標設定法が注目されています。

それでは、一緒に学んでいきましょう！

SMART目標は、「Specific（具体的）」「Measurable（測定可能）」「Achievable（達成可能）」「Relevant（関連性のある）」「Time-bound（期限がある）」という5つの要素で構成されており、目標を分かりやすくし、達成しやすくする方法です。

このフレームワークは多くのビジネスパーソンが活用しており、特にデジタルスキルの習得やキャリアップを目指す人にとって重要です。

例えば、英語やマーケティングスキルアップを目指す場合、以下のように具体的に設定できます。

WOOPフレームワークは、アメリカの心理学者が開発したもので、Wish（願望）、Outcome（結果）、Obstacle（障害）、Plan（計画）の4つのステップで構成されています。特に「障害」に対する計画を練ることで、目標達成への道筋が明確になります。

① Wish（願望） : 自分が達成したい目標や願望を明確にする

Wishでは、心から達成したいと思うこと、挑戦したいことを思い描きます。重要なのは、現実的でありながらも自分を奮い立たせるような願望を設定することです。願望は大きくても小さくても構いませんが、具体的で測定可能な目標を立てることが大切です。

例: 「もっと健康的な食生活を送る」や「毎日30分の運動をする」など。

② Outcome（結果） : 願望を達成したときに得られるポジティブな結果を明確にイメージ

Outcomeでは、達成後の具体的な成果や感情を想像し、モチベーションを高めます。願望を実現した際に自分がどんな気持ちになり、どんな恩恵を受けるのかをしっかりと感じ取ることが大切です。

例: 健康的な食生活を送ることで、体調が良くなり、気力も増して、活力が湧く感覚を想像します。

③ Obstacle（障害） : 目標を達成する過程で予想される障害や困難を事前に認識し、対策を考える

Obstacleでは、現実的に立ちはだかるであろう障害を正直に見つめ、どうすればそれに対処できるかを考えます。これにより、予期しない問題に直面した際にも冷静に対応できるようになります。

例: 仕事が忙しい日々や疲れた時に運動をすることが難しいと感じる場合、その障害を認識し、早朝やランチタイムに運動するなどの代替策を考えます。

④ Plan（計画） : 障害を乗り越えるための具体的な行動計画を立てる

Planでは、"もしXが起こったらYをする"という形式で行動計画を具体化します。自分の目標に向けて取るべき行動を予め決めておくことで、計画通りに進めやすくなります。

例: 「もし仕事が忙しくて運動できなかった場合、家でできるストレッチやヨガを30分行う」といった具体的な対応策を決めます。

このように、WOOPフレームワークは「どのように障害を克服するか」という視点で考えるため、現実的な行動を促します。

先ほど、SMARTの事例を元にWOOPを作っていくと、下記のようになります。

「何かを変えたい」という強い願望を持っている人にとって、SMARTとWOOPのフレームワークを活用することは、目標を実現するための強力なサポートとなります。具体的な目標を設定し、その目標を達成するための心構えを整えることで、目標への道がはっきりと見えてきます。

まず、SMARTフレームワークは目標を具体的に設定し、進捗を測る基準を作ることができます。

これにより、目標達成に向けた明確な行動計画を立てやすくなります。

一方で、WOOPフレームワークは、目標達成に向けて心の準備を整え、障害が発生した際の対策を事前に考えることができます。計画通りに進まないと感じる場面があっても、あらかじめ備えておくことで挫折を防ぎやすくなります。

大切なのは、目標に向かって少しずつ進んでいくことです。進歩が小さく感じることもあるかもしれませんが、それでも着実に目標に近づいている証拠です。SMARTとWOOPを活用することで、どんな小さなステップでも前進していることを実感でき、モチベーションを維持しやすくなります。

The Academyでも、学習者が目標に向かって着実に学べるよう、さまざまな工夫をしたオンライン学習プラットフォームを運営しています。

例えば、学習者が継続的に学習を進められるよう、学習者の「気分」を表示する機能を新たに追加しました。

さらに、受講者が現在受講しているコースの進捗状況を一目で確認できる機能も搭載しています。進行度や完了したレッスン数、残りの学習内容などが表示されることで、自分の進捗を確認しながら次に進むべきステップが明確になります。

このように、学習の過程を可視化し、障害に対する備えを作ることで、モチベーションを維持しやすくしています。

The Academyについてよく知らない方は、ぜひ公式ホームページをチェックしてみてください！

SMARTとWOOPフレームワークは、目標達成のための強力な組み合わせです。The Academyのスキルアップ講座やリスキリングプログラムを活用し、未来に向けた成長を実現しましょう。

このフレームワークを実践すれば、目標設定が苦手な方でも現実的な行動計画を立てやすくなり、スキルの向上を実感できるでしょう。

次回のブログもお楽しみに！！